交際クラブで働いて感じる、入会する男女のリアルな事情

交際クラブで働いていると、さまざまな理由で入会を希望される方とお会いします。特に女性の入会希望者には、単純に「お金が欲しいから」という方もいれば、「新しい出会いを求めて」という方もいます。ただ、実際のところはどうなのか。私自身、面接を担当する中で感じたことをお話ししたいと思います。

交際クラブの入会条件と面接について

交際クラブに入会するには、男女ともに面接が必須です。

  • 男性の場合:入会条件として一定の年収基準を満たす必要があり、入会金も発生します。
  • 女性の場合:入会金は必要ありませんが、やはり第一印象や愛嬌が大事になります。

女性の方は、「特別なスキルが求められるわけではない」と思うかもしれませんが、実際には雰囲気やコミュニケーション力が重要視される傾向にあります。

交際クラブに登録する女性の背景

面接をしていると、登録希望の女性のうち3分の1くらいは彼氏や夫がいるように感じます。実際のところは、それ以上かもしれません。

また、女性が交際クラブを利用する目的の多くは「お金」です。たとえば、こんなケースがあります。

  • 今すぐお金が必要:アルバイトをしていても給料日まで待てず、すぐに収入を得られる方法を探している。
  • 生活費の変化:夫が生活費を負担していたが、離婚が決まり、自分で生計を立てる必要が出てきた。

一方で、ごく一部ですが「純粋に出会いを求めている」という方もいらっしゃいます。私自身、もし自分のパートナーが「お金目的ではなく、ただ出会いが欲しくて交際クラブに入会した」と知ったら、金銭目的よりもショックが大きいと感じるかもしれません。

交際クラブのリアルな実態

交際クラブで活動する女性の多くは、最終的には「お金を得ること」が目的です。ただ、入会時のプロフィールシートでは、「お金が一番大事」と書く方は少なく、「外見」「性格」などを優先順位として挙げるケースが多いです。

とはいえ、正直に「お金を第一に考えている」と書いたほうが、面接の進め方やマッチングの精度が上がるのも事実です。

たとえば、男性会員向けのプロフィールには「どこまでの関係を希望するか」というチェックリストがあります。

  • お金にこだわらない方 →「お食事のみ」「2回目から大人の関係も考えられる」といった意思表示が可能。
  • しっかり稼ぎたい方 →「初日から大人の関係OK」「恋人のような関係希望」といった意思表示をすると、男性会員からのオファー率が高くなる傾向があります。

実際、男性会員の多くは「愛人関係」を求めて入会しています。そう考えると、「お茶のみ」と最初から意思表示している女性にオファーが少ないのは当然かもしれません。絶世の美女であれば話は別ですが…。

最終的には、どのような関係を築くのかは個々の判断ですが、「しっかり稼ぎたい」という強い意志を持っている女性は、どのような環境でもたくましく生き抜いていると感じます。そういう方とお話しすると、自分自身ももっと努力できるのではないかと考えさせられることも多いです。

交際クラブの世界は、単なる「贅沢な出会いの場」ではなく、それぞれの事情を抱えた人たちが利用している場でもあります。日々の面接を通じて、私自身もさまざまな人生に触れ、学ぶことが多いと感じています。